苦手な人と上手く付き合う方法

QOL記事

今回は、多くの人が悩む「苦手な人」とどう向き合うかについてお話ししたいと思います。

職場やプライベートで、「苦手な人」に出会うことは避けられません。相手の言動や態度が気に入らなかったり、価値観が合わなかったりすると、ストレスや不快感を感じてしまいますよね。

しかし、そんな「苦手な人」とも上手く付き合うことができれば、QOLは格段に向上します。自分の心に余裕が生まれ、仕事や人間関係にも前向きに取り組めるようになります。

では、「苦手な人」と上手く付き合う方法とは何でしょうか?

実は、考え方一つで、驚くほど楽に苦手な人たちと付き合うことができるのです。ストレスを溜めずに、自分らしくいるために、「戦わないコミュニケーション」をお伝えします。

戦わないコミュニケーションとは?

「戦わないコミュニケーション」とは、相手と対立したり攻撃したりせずに、冷静かつ積極的にコミュニケーションを取ることです。この言葉は、コミュニケーションコーチの山﨑洋実氏が提唱したもので 、「相手の言動や自分の中で湧き上がった感情を、良い悪いと判断せずに、そのまま受け止めるということ」を基本としています。

「戦わないコミュニケーション」のメリットは、以下のようなものがあります。

  • 相手の感情に振り回されず、自分の感情をコントロールできる
  • 相手の言動に対して、自分の意見や気持ちを冷静に伝えられる
  • 相手との関係を悪化させず、信頼や協力を得られる
  • 自分の心に余裕が生まれ、ポジティブな気持ちになれる

では、具体的に「戦わないコミュニケーション」を実践するには、どうすればいいのでしょうか?

「戦わないコミュニケーション」の4つのステップ

「戦わないコミュニケーション」を実践するためには、以下の4つのステップを踏みます。

  1. 見留める:相手や自分のありのままを認める
  2. 聞く:相手の話をよく聞き、理解しようとする
  3. 伝える:自分の話を相手に伝える
  4. 調整する:相手と自分の間に適切な距離感を保つ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 見留める:相手や自分のありのままを認める

「見留める」とは、相手や自分のありのままを「認める」という意味です。相手の言動や自分の中で湧き上がった感情に対して、いいとか悪いとかジャッジをするのではなくて、まずは「そうなんだ」と受け入れるということです。

例えば、「すぐに大声で怒鳴る」上司に対し、苦手意識を抱いているとします。「自分のことを嫌っていて、感情をぶつけてくる」と捉えて怒りや反発を感じる人もいれば、「自分の能力のなさが相手をいら立たせている」と捉えて、落ち込んでしまう人もいるでしょう。

こうした場合、「できるだけ顔を合わせたくない」「近寄りたくない」となってしまいます。しかし、視点を変えて「この上司は誰にでも怒鳴り口調だが、怒っているわけではなく、そういうコミュニケーションパターンなのだな」と捉えれば、冷静に接することができます。さらには、「自分のことを思うあまり、指導に熱が入り過ぎるんだ」「自分を育てることに必死になってくれて、ありがたいことだ」と解釈してみれば、ポジティブな気持ちになれます。

喜怒哀楽の感情というのは、事実はどうであれ、「自分がどう考えたか」によって決まるものです。「些細なことをネチネチと突いてくる」と思うと腹が立ちますが、「細かいことに気付いてくれるので助かる」と思えば、感謝の気持ちが生まれます。

さらに(わざとらしくても)言葉にしてそれを相手に言えたならば、よりネガティブな感情は鎮まるでしょう。

自分が「喜」「楽」を感じられるような考え方および表現力に持っていければ、その時点で、あなたは相手とのコミュニケーションの主導権を握ったといっていいでしょう。

2. 聞く:相手の話をよく聞き、理解しようとする

「聞く」とは、相手の話をよく聞き、理解しようとするということです。相手の言葉だけでなく、声のトーンや表情、態度なども観察し、相手が何を伝えたいのか、どんな気持ちなのかを推測します。

例えば、「仕事が遅い」という言葉には、様々なニュアンスがあります。相手が「仕事が遅い」と言ったときに、「怒っている」「不満を言っている」「心配している」「助けてほしい」という感情が隠れている可能性があります。その感情に応じて、自分の返答も変わってきます。

「聞く」ことで、相手の本音や気持ちを汲み取ることができれば、相手は自分に理解されたと感じて安心します。また、自分も相手の言動に対して過剰に反応せずに済みます。

「聞く」ことのコツは、以下のようなものがあります。

  • 質問する:相手の話に興味を持ち、詳しく聞く。質問はオープンエンド(Yes/No以外の答えが返ってくる)にする。
  • 共感する:相手の気持ちや立場に寄り添う。共感の言葉やしぐさを見せる。
  • 要約する:相手の話を自分の言葉で要約して伝える。相手の話を正しく理解したか確認する。

3. 伝える:自分の話を相手に伝える

「伝える」とは、自分の話を相手に伝えるということです。自分の意見や気持ちをはっきりと表現し、相手に理解してもらうことが目的です。

例えば、「仕事が間に合わない」という状況に直面したときに、「どうしよう」と悩んで黙っているだけでは、周囲は何も知りません。その代わり、「仕事が間に合わない理由」「どんな支援が必要か」「どんな成果が出せそうか」などを具体的に伝えれば、周囲は協力してくれるかもしれません。

「伝える」ことで、自分の状況や思考を明確にすることができれば、自分は自信や安心感を得られます。また、周囲も自分のことを信頼や尊敬できます。

「伝える」ことのコツは、以下のようなものがあります。

  • 明確にする:自分が何を伝えたいのか、どんな目的があるのかを明確にする。
  • 具体的にする:自分の話を具体的な事実や例で裏付ける。抽象的な言葉や曖昧な表現は避ける。
  • 相手目線にする:相手が何を知りたいのか、どんなメリットがあるのかを考える。相手にとって価値のある情報を伝える。

4. 調整する:相手と自分の間に適切な距離感を保つ

「調整する」とは、相手と自分の間に適切な距離感を保つということです。相手との関係性や状況に応じて、コミュニケーションの頻度や深さを調整します。

例えば、「仕事ができない」という部下に対して、上司はどのように接するべきでしょうか?部下に対して過度に干渉したり、逆に放置したりするのは良くありません。部下の能力や性格、仕事の内容や進捗に応じて、適切な指導やサポートを行う必要があります。

「調整する」ことで、相手と自分の間に信頼や協力の関係を築くことができれば、コミュニケーションは円滑になります。また、自分も相手もストレスや不満を感じにくくなります。

「調整する」ことのコツは、以下のようなものがあります。

  • 観察する:相手の様子や反応を観察し、相手がどんな状況にあるのか、どんな気持ちなのかを推測する。
  • 確認する:自分と相手の期待や目標が一致しているか確認する。相違があれば調整する。
  • フィードバックする:相手の言動や成果に対してフィードバックを与える。称賛や感謝、励ましやアドバイスなどを適切に行う。

まとめ

「苦手な人」と上手く付き合う方法として、「戦わないコミュニケーション」をお伝えしました。「戦わないコミュニケーション」は、「見留める」「聞く」「伝える」「調整する」の4つのステップで実践できます。

この方法を身につければ、QOLは格段に向上します。自分の心に余裕が生まれ、仕事や人間関係にも前向きに取り組めるようになります。

「苦手な人」と上手く付き合うことは難しくありません。ぜひ、「戦わないコミュニケーション」を試してみてください。

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